大内転筋

筋肉データ
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大内転筋

大内転筋

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起始停止

起始:恥骨下枝、坐骨結節

停止:大腿骨粗線の内側唇、大腿骨の内側上顆の内転筋結節

大腿骨の細かい部位の名称や、恥骨の分類については以下のリンクをご参照下さい。

 

大内転筋の解剖

大内転筋の触診

恥骨下枝から大腿骨粗線の内側唇へ走るのが大内転筋筋性部です。坐骨結節から大腿骨内転筋結節へ走るのが大内転筋腱性部です。

この2つの停止部から構成されるのが内転筋裂孔です。

内転筋菅について

内転筋裂孔

先ほど説明した内転筋裂孔と、内側広筋から大内転筋腱性部へ広がる広筋内転筋腱板で構成されるのが内転筋菅です。この菅は大腿動脈大腿静脈伏在神経が通ります。

 

大腿動脈・大腿静脈は内転筋菅を通り過ぎると、膝窩動脈膝窩静脈へと名称が変わります。

 

伏在神経が通るということは、この筋から構成される菅が絞扼(狭まる)と、膝関節内側~下腿内側にかけての放散痛が生じます。(伏在神経絞扼性神経障害

 

神経支配

閉鎖神経(L2~L4)

 

血液供給

大腿深動脈

 

働き

股関節屈曲

股関節内転

股関節伸展

大内転筋は関節中心を前後に広く被う構造的特徴があり多様な作用を含む筋です。

名前の通り、非常に強い股関節内転筋です。また、大内転筋筋性部は股関節屈曲に、大内転筋腱性部は股関節伸展に作用します。

 

大内転筋の水平面上の回旋作用(股関節の外旋・内旋)においては、股関節ゼロポジション(股関節45°~60°屈曲・30°~45°外転)付近を変換点に作用方向を変える特徴を持ち、内旋・外旋双方に作用を持つ可能性があることが示されています。⇒参考文献

 

触診

大内転筋の触診

被検者を背臥位にします。検査する側の膝関節を屈曲位にして、大腿骨内側上顆を触診します。

そして、その近位に内転筋結節を触れましょう。ここで大内転筋腱性部を触診します。

 

大内転筋の触診膝関節を屈曲することで大内転筋が緊張します。その腱を上図の赤線に沿って、検査する側の股関節を外転します。そうすることでさらに大内転筋が緊張するのが確認できます。

関連疾患

・伏在神経絞扼性神経障害

・内転筋断裂

・内転筋肉離れ⇒股関節屈曲位での外転強制で生じます。

・内転筋拘縮

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