摂食嚥下関連医療資源マップを有効活用しよう

摂食嚥下
この記事は約4分で読めます。

摂食嚥下関連医療資源マップを有効活用しよう

 

回復期で働く身としましては、退院後、在宅での嚥下障害への対応ってどうするんだろうと疑問に思っていました。

 

退院後にとろみが必要な方で、作り方や購入方法などをお伝えした患者さんが退院後に家族の判断や自己判断でとろみを外してしまう方が多くいると「JSDR2021」のパネルディスカッションで聞きました。

 

自己判断した理由の一つに在宅で嚥下機能を評価できる医療機関を知らないという点が挙げられていました。

 

正直、私自身も知リませんでした。

 

今回は、この問題を解決する一助になる摂食嚥下関連医療資源マップというサイトを紹介します。

 

摂食嚥下関連医療資源マップ

スポンサーリンク

概要

厚生労働科学研究委託費による研究班によって摂食・嚥下機能が低下した人に対応する医療機関や飲食店を検索することができる全国規模の地図「摂食嚥下関連医療資源マップ」を公開しています。

 

 

患者さん・利用者さんの嚥下機能障害を疑ったときにどこに紹介したら良いの?

 

 

全国の訪問診療で、VF(嚥下造影検査)・VE(嚥下内視鏡検査)が実施できる医療機関はどこ?インプラントの問題に対応可能な医療機関はどこ?

 

などといった疑問を解決の一助となるサイトです。

医療機関の検索

以下のような嚥下に関わる診療が可能な医療機関を検索することが可能となっています。

 

・嚥下訓練が可能かどうか
・VE(嚥下内視鏡検査)が可能かどうか
・VF(嚥下造影検査)が可能かどうか
・訪問可能かどうか

などを都道府県ごとに検索することが可能となっています。

 

誤嚥の徴候を把握しておくことも大事ですが、そのような問題を相談できる機関を知っておくことで初めて対応ができます。

 

自己判断でとろみの量を増減したり、嚥下調整食をいきなり導入したりするのは危険です。

 

その対応が適切かどうかの判断やはり専門家でないと難しいのです。

 

ぜひ活用する・活用できるように指導をしておくことが大事ですね。

飲食店の紹介

嚥下障害があっても安心して「外食」できる飲食店を検索することが可能です。

 

具体的には…。

 

・店内にとろみ剤が用意してあるかどうか
・増粘剤や食具の持ち込み可能かどうか
・食形態の変更の対応ができるかどうか
・店内のバリアフリー化、車椅子での来店が可能かどうか
・吸引機の持ち込みが可能かどうか

 

外食ってワクワクしますよね。嫌嫌外食に行く人って少ないと思います。

 

自宅だけではなく家族や友人と外食をすることで食べる楽しみをより感じることができるのではないでしょうか。

 

嚥下障害に対応しているお店ってグルメサイトには載っていない・探す(検索する)のが大変なので、このようにまとめて知ることができるのは本当に便利だと感じました。

訪問インプラント

全国の訪問診療(在宅・施設)にて、インプラントの問題に対応可能な医療機関の情報を知ることができます。

 

・インプラントのメンテナンス
・インプラントの除去
・インプラントの被せ物や義歯のトラブル

 

上記に挙げたような問題に対応できるか医療機関を検索することができます。

 

口腔機能は摂食嚥下機能に重要な要素の一つです。

 

退院前指導として、食物形態や水分の増粘剤についての指導をすることは多いですが、インプラントや義歯のケアについては不十分な印象があります。

 

「こういった医療機関がありますよ。」とお伝えしてあげることで利用者・患者様の安心材料になるのかなと思います。

最後に

他にも嚥下困難者向けの食品に関する情報や嚥下困難者向けのイベントについての情報もリンクでまとめられています。

 

インターネットが利用できる方にはこのホームページ自体を紹介するのも良いと思います。

 

以前、自分のTwitterで

とツイートしてしまったのですが、それは大きな間違いであり、ただそういった情報を知らないだけということを痛感しました。

 

無知とは恐ろしいものです。

 

 

この記事を見て医療資源をまとめているサイトがあるのを初めて知ったという方がいれば幸いです。

 

退院支援の幅が広がると思います。ぜひご活用してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました