見た目も味も素晴らしい!あいーと®︎を食べてみた
こんにちは。hayato(@kimamareha_blog)です。
今回はイーエヌ大塚製薬株式会社より発売されている摂食支援回復食のあいーとを実食してみました。
回復期に勤める自分としては嚥下機能の低下した方に是非食べてもらいたい商品となっています。
今回は、あいーと®︎について注意点を含めて紹介していこうと思います。
公式HPはこちら⇨https://www.ieat.jp/
あいーとのメリット
あいーと®︎のメリットは以下の通りです。
あいーと®︎では、全ての食材が舌でくずせるやわらかさを実現しており、咀嚼力が低下した方でも食べることができます。
ただし、飲み込みや咀嚼力が弱まった全ての方の安全を保証するものではないということに注意して欲しいです。
あいーと®︎は嚥下調整食分類2013でいうと2〜4という大まかな分けられ方をしています。
また、公式HPでは以下のように記載しています。
お召し上がりになる方の状態に合わせて、スプーンでカットまたは崩してお召し上がりください。嚥下機能が低下した方は誤嚥・窒息等の危険性がありますので、ご使用をお控えください。
よくあるご質問|介護の食事「あいーと」[イーエヌ大塚製薬]
『どの程度の嚥下障害ならば安全に食べれるか』という線引きは現状されていないので、飲み込みの力が弱くなったな…。と感じた方は、お召し上がりの前にあらかじめ医師・管理栄養士等専門家にご相談ください。
食べることが難しいな…。と少しでも感じた方は以下のリンク先の『摂食嚥下障害チェックリスト』をご確認ください。
次にお勧めする理由としては、②の見た目です。見た目そのままで食材をやわらかくしてくれます。
ここが特に重要で、食事は味だけでは楽しめないのです。
最後に栄養面です。高齢者は低栄養が懸念されがちですが、あいーと®︎ではその不足している栄養素を補うことができる50もの豊富なメニューが揃っています。
おかず1食でエネルギー約400kcal、たんぱく質は15g以上を目安にメニューを組み立てています。
また、全てのお弁当メニューにMCTオイル(中鎖脂肪酸油)を配合しています。
一般的な食用の油と比べ脂肪として蓄積されにくく、エネルギーになりやすいという特長をもつ油で、効率の良いエネルギー源として医薬品でも利用されており、美容やスポーツにおけるエネルギー補給や、高齢者の低栄養対策など幅広い分野で注目されています。
デメリット
あいーと®︎のデメリットは以下の通りです。
実際に食べてみました
今回、近くの薬局に売っているのを発見したので実際に買って食べてみました。
冷凍なので、袋から取り出して電子レンジで温めればすぐに食べれます。
トレーのまま食べても良いのですが、先ほどもお話ししたようにやはり見た目を大事にしたい所です。
和食に合う木製のお皿に盛り付けてみました。
ではさっそく食べてみます。
蓮子や人参も簡単に潰れてしまいます。嚥下機能の低下した方でも食べやすい感じです。
味付けは少し濃いめです。病院食を食べ慣れてしまった方にとっては食思を向上するのに非常に良いアクセントになると思います。
さいごに
食事が食べづらくなると嫌なだけでなく恐怖心すら抱いてしまう恐れがあります。私自身、そのような患者さんをみてきました。
一方、食事は生きるためという目的の他に楽しみという大きな側面を持ち合わせています。
摂食嚥下障害はそんな楽しみを恐怖に変えてしまうのです。
そして、あいーと®︎には食事に対する嫌悪感や恐怖を抱いている方々を救うことができる可能性を秘めています。
ぜひぜひご活用してみて下さいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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