自宅で勉強に集中できない理由を作業療法の観点から解説!

雑談
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自宅で勉強に集中できな理由を作業療法の観点から解説!

今回は雑談回です。突然ですが、「ノマドワーク」という言葉を知っていますか?

ノマドワークとは
ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末などを使い、WiFi環境のある喫茶店など、通常のオフィス以外のさまざまな場所で仕事をする働き方のこと

ブログを書いている人は知っている言葉かもしれませんね。私もこの記事を書いているのはカフェです。なぜか集中できるのです

 

その疑問を解決しようと思います。

完全な自己満です。

理由を知らないと気が済まない職業病が出てしまいましたね(笑)

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いや、別に家でやればいいじゃない

と思った方もいるでしょう。確かにそうです。私も高校や大学のときに試験前には1人で勉強したい方だったので、勉強する場所は自宅でした。

しかし、誘惑の多いこと多いこと…。すぐ近くには面白そうなゲームの数々、美味しそうなスナック菓子、スマートフォン、ふかふかのベッド…。

 

いつの間にかベッドへダイブ!!ポテチを貪りながらゲームをして、その後ろでスマートフォンからyoutubeを開き、そのゲームの実況を流すというこの世の楽園へと誘われています。

 

私以外にも似たような経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

 

なぜ家で勉強ができないのかをカッコよく分析します(笑)

家で勉強ができないのは理由があります!

都市生活者が選ぶ3つの場所(place)とは

都市生活者は都市空間を大きく3つに分類しています。

1.居住地(first place

2.学校や職場(second place

3.1・2に属さない場所(third place

これらの3つの場所を選択して「ノマド」的に学習するのが普通になっている今日この頃です。

都市生活者はthird placeを意図的に選ぶことが多いという研究がなされています。それには理由があるのです。

物的に便利であったり快適であるという「物的側面」と気分や心情的に良い環境を得ることができるという「心的側面」の2つに分けられます。これらは細かく分けて6つに大別されます。

1.室内環境

2.周辺環境

3.設備

4.時間

5.交流

6.心情

それぞれの項目に対して「ノマド」学習をする大学生の意識特性をまとめた表が以下になります。

出典:大学生の学習場所としてのサードプレイスに関する研究

字が細かくて見えにくいですが、要するにノマド学習の主要因として心的側面が大きく影響していることが示されています。

ノマド学習の背景にある心的側面とは?

ノマド学習の背景にある心的側面5つに分けられます。

他者の存在は作業性の向上を生む

このことを社会的促進と言います。

ブログなどの単純明快な行動は促進され、暗記物などの集中力や独創的な思考は阻害されます。また、作業を行う際にthird placeを選択することで行動の束縛をかけることができます。

つまり、誘惑が少なくて済むということですね。

自己顕示欲を満たすことができる

third placeでノマドワークを行うことで不特定多数の人に自分が「作業しているぞ!」という自己顕示することで自己顕示欲求が満たされるのです。

新規的欲求を満たすことができる

third placeでは周囲の人が常に変化します。この結果、「新規的欲求」というものも満たされるのです。

「欲求」に関しては「マズローの欲求5段階説」が有名ですが、他のモデルとして「4つの根本的欲求」があります。☞人間の4つの根本的欲求とは?|株式会社こえラボ

新規的欲求は、「4つの根本的欲求」の「多様性」の1つです。一部引用します。

多様性とは
わくわく感や可能性を追い求めたり、新規性や娯楽性に富んだものを望んだり、いい意味での不確実性を欲するといった感覚のこと

匿名的居場所

4.人間は「匿名的居場所」を求めています。「匿名的居場所」とは

群衆の一員となり匿名的な状態になると、今までの自分から抜け出せることから、却って自分を取り戻すことができる。

引用:藤竹暁(2000):現代人の居場所(生活文化シリーズ(3))、至文堂

ということです。なんとなくわかる気がします。

今の日本は狭い個人住宅やアパートに暮らしており、満員電車に揺られて職場や学校へ行き、そこでも人に囲まれて生活しています。

喧騒から離れて旅をしたい!という気持ちが出てくるのは「匿名的居場所」を探したいという欲求があるからなんですね。

 

以上の5つの心理的側面を満たすことでthird placeでノマド学習をするための条件を満たしているのです。

リハビリで活かすためには?

自己満で書いてきた記事ですが、臨床で応用できそうな内容でした。

 

つまり、リハビリを行う場所を変えてみることで、これらの欲求を満たすことができるのではないかと考えました。

 

私が勤めている病院では階ごとに病棟とリハビリ室が分かれています。患者様をリハビリ室にお連れすると、時々患者様の口からこのような嬉しい言葉が聞かれます。

 

みんな頑張ってるね!ここに来ると私も頑張ってみようって気持ちになれるの!

 

少なからず、リハビリ室でみんなでリハビリを行うことは自己顕示欲と新規的欲求に働きかけていると思います。

病棟のベッドでこじんまりとリハビリをしている方もたまにはリハビリ室へお連れしてやる気を出させてあげるのも効果的ではないでしょうか。

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