梨状筋

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梨状筋

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股関節外旋筋群の位置関係

ポイントは以下の通りです。

股関節外旋筋群の位置関係


・大殿筋・中殿筋の後方に梨状筋が走行している。
・坐骨結節の高さで平行に大腿方形筋が走行している。
・梨状筋と大腿方形筋の間を上・下双子筋が走行している。
・上下双子筋の間を内閉鎖筋が走行している。

位置関係を動画で確認しましょう。

起始停止

起始:仙骨後面

停止:大転子の尖端の後面

神経支配

仙骨神経叢(S1・S2)

血液供給

上殿動脈および下殿動脈

働き

股関節の外旋
股関節の外転

ちなみに上記の外旋6筋の位置関係から働きを覚えることができます。

外旋6筋の中で上方に位置するものは外転作用があり、下方に位置するものは内転作用があります。

また、外旋6筋は、腸骨大腿靭帯などと協同して股関節の安定性に関与します。

触診

被検者は背臥位になります。

検者はまず、被検者の大転子の位置を同定しましょう。

大転子の近位が梨状筋の停止部になるからです。梨状筋の触診

 

 

次に、被検者の膝関節を90°屈曲保持させて、検者は大転子の近位端に対して近位内側に指を当てます。

「近位」という言葉が多いですが混乱しないようにしましょう。

 

指を当てたら、被検者の股関節を外旋し(できれば自動介助運動で反復)、梨状筋の収縮の有無を確認します。

 

大腿骨の近位端に対して遠位から触れると、上双子筋の収縮が触れてしまうので、近位から触れるようにしましょう。

梨状筋の触診

また、梨状筋は身体の深いところ(大殿筋・中殿筋の裏側)に位置するので触診する圧は少し強めで行いましょう。

梨状筋の位置

 

関連疾患

・梨状筋症候群

・変形性股関節症

・大腿骨頸部骨折

梨状筋症候群

大坐骨孔(下図の赤枠黄枠をまとめて)を梨状筋が通過することで、上方に形成されるものを梨状筋上孔、下方に形成されるものを梨状筋下孔と呼びます。

梨状筋上孔は上殿動脈・上殿静脈・上殿神経が通り、梨状筋下孔は下殿動脈・下殿静脈・坐骨神経・下殿神経・陰部神経などが通ります。

梨状筋上孔と梨状筋下孔

 

梨状筋下孔を坐骨神経が通過する部分では、梨状筋との間で絞扼性の神経障害が生じやすいです。

このことを梨状筋症候群と呼びます。

 

梨状筋と坐骨神経の走行を動画で確認しておきましょう。

 

梨状筋症候群の誘発テスト

Freiberg‘s test

背臥位で股関節を他動的に屈曲、内転、内旋させます。

この姿勢は梨状筋と上・下双子筋を伸張させます。

伸張させることで、坐骨神経を絞扼させます。

殿部痛が誘発されれば陽性です。

Freiberg`s test

Pace‘s test

座位にて、検者は股関節を内転・内旋させる方向に力を入れ、被検者はこれに抗うように股関節を外転、外旋させます

 

検者の抵抗に抗うことができなかったり、殿部痛が誘発されれば陽性です。

 

先ほどの『Freiberg‘s test』が梨状筋および上・下双子筋を伸張させたことに対して、Pace‘s testは梨状筋および上・下双子筋を収縮させることで坐骨神経を絞扼させます

Pace`s test

参考書籍

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