【嚥下×電気刺激】ジェントルスティムは効果的なのか?

物理療法
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【嚥下×電気刺激】ジェントルスティムは効果的なのか?

昨日フォロワーさんから教えて頂いた嚥下関連の治療機器です。

最近、使用している病院が増えているとか…。

今回はジェントルスティムを使用することでどのような効果が期待ができるのかについて調べてみました。

 

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ジェントルスティムとは

ジェントルスティム|改定 フードケア医療機器SEC

カレイド株式会社から販売されている干渉波刺激機器です。

下の図を見ると神経に作用しているのが分かりますね。

ジェントルスティムの干渉波刺激図

ジェントルスティムの干渉波刺激図

 

ジェントルスティムは1組の電極から2050Hzを出力し、もう1組の電極から2000Hzを出力します。体内で交差(干渉)させ、患部にその周波数の差に相当する低い干渉電流(50Hz)を発生させます。その刺激を利用して治療を行う装置です。
中周波領域の周波数を使用しているため、皮膚抵抗値が低くなり、通電の際の痛みが少ない治療を実現しました。

 

ジェントルスティムの作用機序

頚部に加えられた干渉波刺激が上喉頭神経を経由して咽頭・喉頭から 脳幹へ伝達される求心性インパルスを増強させ,嚥下反射の誘発を促進するものと考えられています。

 

上喉頭神経(じょうこうとうしんけい)
下神経節で迷走神経から分枝し、下行して喉頭の上部に達してから内外の2枝に分かれ外枝は主として運動性なので、喉頭咽頭筋の外面に沿って下行して、喉頭咽頭筋と輪状甲状筋を支配する。内枝は知覚性なので、上喉頭動脈とともに舌骨と甲状軟骨の間に張っている膜を貫き喉頭の内部へ入って、舌根、喉頭蓋、喉頭の粘膜を支配する。

 

ジェントルスティムの効果

まず、エビデンスレベルとしては高くはないことを覚えておきましょう。

ネットでざっと見る限り、健常者を対象にした研究やケーススタディ(症例報告)に留まっている感じでした。

効果としては以下の通りです。

 

1.嚥下反射遷延の改善(※1)
2.舌骨の運動機能の改善(※1)
3.咳嗽反射の改善(※2)
4.経口栄養摂取量の改善(※2)
一応、このような効果が期待できるとされていますが、具体的な嚥下障害の改善の機序については、まだまだ解明されていないのが現状です。
嚥下と電気刺激は最近流行りの分野ではありますが、まだまだ発展途上な領域です。
今後の発展に期待してみましょう。

参考文献

※1 杉下周平ら 直接訓練に干渉波電気刺激療法を併用し嚥下反射遅延が改善した1例.日摂食嚥下リハ会誌 22(1):52–58, 2018

※2 Keisuke Maeda et al.Interferential current sensory stimulation, through the neck skin, improves airway defense and oral nutrition intake in patients with dysphagia: a double-blind randomized controlled trial.Clin Interv Aging. 2017 Nov 7;12:1879-1886.

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