シャキア法はもう古い!?最近の知見を解説!

摂食嚥下
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シャキア法はもう古い⁉最近の知見を解説!

嚥下訓練として有名なものとしてシャキア法(Shaker法)があるのはご存じですか?

 

舌骨上筋群の強化方法として国際的に広く実施されています。

 

しかし、最近はそのシャキア法の効果に疑問符を投げかける文献が多く存在します

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シャキア法の実施方法

「シャキア法」の画像検索結果

Shaker法は仰臥位で頭頚部を屈曲し、つま先を見る方法です。

 

具体的には挙上位の保持(等尺性運動)と頭部の上げ下げの反復挙上運動を繰り返します。

 

効果としては、食道開口部の開大舌骨上筋群の筋力増強です。

シャキア法の問題点

身体的負荷が高い

まず、息をこらえることで血圧の上昇を招く可能性があります

 

また、頸部・肩甲帯の柔軟性が失われた方に過度の頭頚部屈曲を促すと筋損傷による疼痛を引き起こす可能性があります

腹筋群の代償が大きい

シャキア法を実施するにあたって、「つま先をみるように顔を上げて下さい。」と教示します。

 

つま先を見ることに集中して、上部体幹まで床から持ち上げようとする方が多くいます。

 

これは代償行動となります。

 

その場合に使われるのは腹筋群です。

 

両肩は床につけたままで」と一言付け加えることで代償運動を回避することができます。

円背の方には適していない

高齢者に良く見かける姿勢として円背姿勢があります。

 

頭部が前方突出
脊柱後弯
骨盤後傾
股関節屈曲
膝関節屈曲
「両肩は常に床についておく姿勢をとる」のが好ましいとされています。

 

しかし、円背の方はそもそも肩を床につけることができません

 

後弯した脊柱により、肩を床につけることができないのです。

 

円背姿勢の方はアライメント上、摂食嚥下機能の低下と誤嚥を招く可能性が高くなります。

 

でも円背の方にはシャキア法は適していない。

 

強化方法を変えるしかないですね。

CTARの効果と実施方法

そこで紹介するのがChin tuck against resistance(CTAR) exercise です。

 

実施方法は簡単です。

CTAR法

引用:摂食嚥下リハビリテーションにおける訓練法の動向と実際

顎と胸骨の間にゴムボールを挟み、ゴムボールを顎と胸骨で締め付けるように動作を実施してもらいます。

 

ボールがつぶれるように最大努力で行い、息を止めないようにしましょう。

 

CTARとシャキア法をsEMG で比較した結果、CTAR による舌骨上筋群への刺激がより特異的であったと報告されています

参考文献

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