水飲みテスト(WST)

検査・評価
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水飲みテスト(WST)

 

このページでは原法である水飲みテスト(窪田式)を紹介します。

改訂水飲みテストについては以下のリンクを参照してください。

  • 概要

被験者の姿勢は椅座位とする。

常温30mlを注いだコップを被験者の手に渡す。

「この水をいつものように飲んでください。」と指示する。

水を飲み終わるまでの時間、プロフィール、エピソードを測定、観察する。

  • 評価基準
  1. 1回でむせることなく飲むことができる。
  2. 2回以上に分けるが、むせることなく飲むことができる。
  3. 1回で飲むことができるが、むせることがある。
  4. 2回以上に分けて飲むにもかかわらず、むせることがある。
  5. むせることがしばしばで、全量飲むことが困難である。
  • 判定基準

プロフィール1で5秒以内:正常範囲

プロフィール1で5秒以上、プロフィール2:疑い

プロフィール3〜5:異常

  • 感度と特異度

原法による誤嚥判定の感度、特異度については明らかになっていません。

30mlの水分のうち、はじめに5mlをスプーンから2度飲ませて、異常が無ければ残りをコップのみさせる方法が変法として報告されています。
むせ、声の変化を誤嚥の判別に使用した場合の感度は0.72、特異度は0.67と報告されています。

Nishiwaki K, Tsuji T, Liu M, et al. Identification of a simple screening tool for dysphagia in patients with stroke using factor analysis of multiple dysphagia variables. J Rehabil Med 2005;37:247-51.

  • エピソードの具体例

水を飲む様子を観察しましょう。

  • 啜るような飲み方
  • 含むような飲み方
  • 口唇からの水の流出
  • むせながらも無理に動作を続けようとする傾向
  • 注意深い飲み方
  • その他
  1. 原法は水分量が多いので、誤嚥したときのリスクを減らすために、いきなり30mlを飲ませるのではなく、上記に挙げた変法を使用するか、改訂水飲みテストから開始するなど水分量は徐々に増やしていくようにしましょう。
  2. 実施前に口腔ケアをして口腔内を清潔に保っておきましょう。
  3. 認知機能低下や高次脳機能障害により動作の指示理解・協力がが得られない場合は実施困難。
  • 学習スライド

 

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